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執筆者の写真KAZUKI

2020始動!! そして一発目の...

更新日:2020年6月12日



明けましておめでとうございます!

暮れのご挨拶をせずに年を越してしまい、申し訳ありませんでした...

今年も例年同様、皆様の「ハーレーライフ」を尽力をあげてサポートさせて

いただきますので、今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m

今年は去年より多くBLOGやFacebook・Instagramを更新していきたいと思っております(去年も行った気がしますが...)ので、更新した際はご覧になっていただけたら幸いです!


さて!

今回は... なんと... 2020年一発目の... 「 ボアアップ 」です!

なんのボアアップかと言いますと... 「 '18 FXBB 」です!!!


余談になりますが、昨年の11月にBURNの ” '18 FXBB ” をボアアップし、Zipper'sから販売されているミルウォーキーエイト用のボアアップkitを取り扱いを開始いたしました。「え?そうなの?」「どんな仕様だろ。」など気になった方がいらっしゃいましたら 、『'18 FXBB が...!!』←こちらのBLOGをご覧ください。


はい、本題に戻ります( ´ ▽ ` )ノ


今回も124ci(2032cc)にボアアップしますー!


まずはバラしていきます(⌒▽⌒)



今回も仕様するのはZipper'sから発売されているミルウォーキーエイト用のボアアップkitです!このkitに含まれているパーツは先ほど紹介させていただいたBLOGに書かれているのでそちらで確認してください!




そんなこんなで、組んでいきますよー!

とその前に...


ヘッドボルトを外した際に、注意しないといけないこと。それは、スタッドボルトの緩みです。ヘッドボルトはめちゃくちゃしっかり締めているので、緩めるのも結構力がいるんです... なので、緩めたときに一緒にスタッドも緩んでしまっている可能性があるので、BURNでは昔からスタッドを一度抜き、再度ネジロック(赤)を付け直ししっかりと規定のトルクで締め直しています。

スタッドボルトの太さは今まで(EVOやTCなどのモデル)は3/8"(9.525mm)だったのですが、オーバートルクで締めてしまうと、スタッドボルトが上がってきて浮いてしまっていました。ですが、今回のエンジン(ミルウォーキーエイトモデル)からは7/16"(11.1125mm)と太くなりました。


そして、もう一つ!

実は、クランクケースのシリンダースリーブが入る部分の内径(約112mm)とSTOCKのスリーブの外径(約108.5mm)、同じ大きさではないんですよ!この約3.5mmって結構大きんです。



そして、これが使用するZipper'sのシリンダースリーブの外径(約111mm)です。

スリーブの部分からSTOCKより大きいですね。クランクケースは最初からこの大きさ(Zipper'sのシリンダースリーブ)に対応できるサイズになっていたんですね!たかが約3.5mm、されど約3.5mm。


これは、ボアアップしないと....!?


と!少しだけ脇道にそれましたが.... 


しっかり組みあげていきますよー!



そして、完成!!!


はい!最後に!!気になる仕様とマップですね!

まずはグラフをどうぞ!



そして仕様と最大馬力・トルクですー!!


青線 Max power :100.06PS Max torque:14.29Kg-M


  シリンダー  :ミルウォーキーエイト 107ci

  ピストン  :STOCK

スロットルボディ:STOCK

インジェクター :STOCK

 カムシャフト :RED SHIFT 468

   ECM   :ThunderMax

 サイレンサー :VANCE&HINES エルミネーター300q


赤線 Max power :112.37PS Max torque:17.41Kg-M


  シリンダー  :Zipper's 124ci

  ピストン  :CARRILLO(リバースドーム・トップ)

スロットルボディ:STOCK

インジェクター :5.5g/m

 カムシャフト :RED SHIFT 468

   ECM   :ThunderMax

 サイレンサー :VANCE&HINES エルミネーター300q


今回の車両は、ボアアップ完了後オーナーにお渡ししたところ、すぐに慣らしを終えてお持ちいただけたので、しっかりと設定済みのマップをご覧いただいております!

特徴としては、BURNの '18 FXBB とは違い、カムシャフトを「RED SHIFT468」(以下「468」)を仕様していることです。「RED SHIFT472」(以下「472」)よりも低い回転域で力を発揮するので、472よりも約1000回転低いところでMax torqueを出しています。Max powerは472よりも低いですが、十分なところまで出せていると思います。(BURNの'18 FXBBの仕様やグラフはこちらから)


この車両のオーナーは、カムシャフト替えの1200のリジスポを所有しているのですが、「無振動の優しいイメージのミルウォーキーエイトがカム変えからさらにリジスポに似た鼓動感がでた!」と満足されたようで、設定後は「これで遠くまで行っちゃおうかな...」とニヤニヤしながら言っていました(⌒-⌒; )


いかがでしたでしょうか!?

今回のお客様がいろいろと(いっぱい)ご依頼してくださったので、1回で全てを書ききることができませんでした。(長くなりすぎてしまうので)そのため!次回は「続・2020始動!! そして一発目の...」とし、今回ボアアップ以外で行った作業をお見せしたいと思いますー!


では、また!

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