
常用回転域でのトルクが増し、扱いやすく乗りやすいハーレーになります。
弊社にて作りこんだマップによる適正な点火時期と燃調により、本来エンジンの持っているパフォーマンスを引き出すものです。 エンジン温度の上昇の抑制、ノッキングの解消などもあります。 様々な走行条件の変化による空燃費のリーン(薄い)・リッチ(濃い)に対して高感度なO2センサーが空燃費を常に監視し、それを元に学習機能がリニアに燃調を修正出来ます。 STOCKのECMのアイドリングは1000回転なので、そのままで音の大きい社外マフラーに交換した場合、とてもせわしなく、うるさくなってしまいます。 ThunderMaxだとアイドリングを下げる事が出来るのでハーレーらしい落ち着いたドコドコ感を味わう事が出来ます。
旧型
SPORTSTER :〜2009年式まで
DYNA / SOFTAIL :〜2011年式まで
TOURING :〜2013年式まで
新型
SPORTSTER :2010年式〜
DYNA / SOFTAIL :2012年式〜
TOURING :2014年式〜
旧型のO2センサーは、ボスの形状は同じですがエキパイの外いでる部分が少しだけ長くなっていて(下図参照)、新型はボスのサイズが小さくなってしまいました。
そのため、そのままではO2センサーを取り付けることができないので、下記のいずれかの方法を取る必要があります。
1. 別売りのO2センサー取り付けポートを溶接する。
2. 09モデルに対応したヘッドパイプに交換する(同長管の有無を問わず)
ThunderMaxのご購入の際はに必ずご確認下さい。
他店での購入やご自身での輸入、オークションでの入手など、様々な方法でThunderMaxを手にする事が出来ます。弊社での再設定はオートチューン付きの物のみ可能です。 その際は、再設定・取り付けの確認及び修正、試走で基本¥36000前後で、通販の場合も同様の価格設定です。
※弊社へご来店でご購入・設定・取り付けのお客様の2割増となります。
ここでご注意頂きたいのがThunderMaxと車体の状態です。 再設定の場合、調子が崩れている、燃費が悪すぎる、アイドリングが不安定、チェックランプが消えない等、様々な理由があって弊社へお電話されるのだと思います。 それを改善するためにThunderMaxを再設定するのですが物によってはThunderMax本体やオートチューン、O2センサー等が使えない(壊れている、配線が断線等)事があったり、電装系(特にスイッチ)がカスタムされていてそこの不良でThunderMaxが正常に作動しない場合もあります。リレーやヒューズ類の緑錆やインマニのOリングからの2次エアなど見るポイントは他にも何点かあるのです。 前者の場合は部品の交換、後者の場合は不具合箇所を見つけ出し修理をする必要があり、これによって工賃や部品代が上下します。 ThunderMaxと車両の両方のチェックが必要となりますのでご来店のお客様は良いのですが、通販ですと車両が見れません。ご自身もしくはショップ様でのチェックをお願いします。 詳細はお電話かご来店にてお問い合わせ下さい。
それはオーバーヒートです。
空冷エンジンのハーレーはエンジンに常に風を当てる事で冷却しています。
渋滞に並んだり長時間のアイドリングをする車のような乗り方をされる場合も当然冷えませんのでオーバーヒートします。
STOCKのECMだと片肺になる事やエンジンを停止させてオーナーへ伝えます。
ThunderMaxの場合、アイドリングのヘッド温度が400F(約200℃)になると指示が出来なくなり確かに回転数は上昇します。
ここでご理解頂きたいのが200℃がどれだけ高い温度かと言う事です。
弊社ですと回転数の上昇は販売時に口頭でご説明し、取り付け説明書にも記載しております。
しかしそれでも前述のような乗り方をされてしまった場合、弊社での設定のThunderMaxでもオーバーヒートは起こります。ただし、弊社では回転数を3段階に変化させ冷感時、温感時、ヒート時と分ける事によりオーバーヒートをお客様にお知らせしています。
エンジン温度が上昇してヒートしてくるとまずアイドリング回転数が100回転から150回転だけ上昇しますので、もうすぐオーバーヒートになる事を認識して頂きます。
それでもまだエンジン温度の上昇が止まらないと、回転数が急上昇してしまう前の390Fでチェックランプを点灯させています。
これによりお客様のその後の走り方で回転数の上昇を防げます。
ご自身でThunderMaxの設定をされている方は、日本の道路事情に合った設定をされていないがためにエンジン温度の上昇を抑えられず回転数の上昇へと繋がっている可能性が高いです。
とにかくご理解頂きたいのは200℃がどれだけ高い温度かと言う事です。
空冷エンジンですので出来るだけ風を当てる事を意識して、あまり温度を上げず楽しく走って頂きたいです。
ECMはイグニッションのオン、オフに関わらず電流が流れていますので、バッテリー交換やウインカー交換等、何か電装品を触る時は必ずメインヒューズを抜いて作業して下さい。
バッテリーの捕充電に関してですが、充電器がトリクル(微電流)で長い時間をかけて充電する物であればメインヒューズは抜かなくて平気です。 ただし電流値の高い物は必ずメインヒューズを抜いて充電して下さい。 もしバッテリーが上がってしまった場合でも、車などからのジャンピングは絶対に避けて頂くようお願いします。ECMがパンクします。 SOFTAILのバランサー付きエンジンで700回転でアイドリングさせている車両は、アイドリングから急激にアクセルを開けるとバランサーのチェーンが跳ねて「カーン」と音がする場合があります。 低い回転数からシフトダウンする時の無意味な空ブカシや発進時の急激な空ブカシはストールに繋がります。燃費が悪くなる原因にもなります。 プラグは電極の細い物では無く純正を使って頂き、約5000kmを目安に交換して下さい。
エンジンオイルは純正以上のグレードで約3000kmを目安に交換して下さい。